運痴よ死ぬな!

運動音痴は何かとつらいこと多い。つらい時期を振り返って、今どう生きているかを書いてみる。

チームワークと連帯責任。

大人は子供だったことがあるはずだ。
しかし、子供はまだ大人になったことがない。
ゆえに、大人は子供の心を配慮できるはずだと思う。


先生はチームの力を平等にしたかっただけなんだろうけども
一番足の速い子と一番足の遅い子をチーム①
二番目に速い子と二番目に遅い子をチーム②
三番目に速いこと三番目に遅い子をチーム③
四番目に速い子と四番目に遅い子をチーム③
五番目に速い子と五番目に遅い子をチーム②
六番目に速いこと六番目に遅い子をチーム①


というよう要領でチームを分けていったときに
実力は平等でもチーム①が大変仲の悪いチームになることを
想像できなかったんだろうかと思っている。


一番足の速い子と二番目に足の速い子のタイムの差よりも
一番足の遅い子(つまり私)と二番目に足の遅い子のタイムの差は多くて、


小学生のころは男女一緒くたにして速さ順に並ばされてこういう分け方を
されていたので、とても大変だった。


自分が最下位ということが知られるのは周知の事実だったので何でもなかったが
一番足の速い子に露骨に嫌な顔をされながら同じチームとして最初にならばされるのだから
たまったもんじゃなかった。


もしかしたら要領のいい子は敢えてチーム分けのときだけ二位に甘んじておいて
一年間、最下位の私と連帯責任の苦しみを負わされるストレスを減らしていたかもしれないと思う。


男女一緒くただと一番足の速い子がやんちゃな男の子だったりすることがよくあって、
たいてい思ったことを遠慮なく口に出すクソガキなので、「お前のせいで負ける」とか
「チーム分けの時点で罰ゲーム決まりだ」とか言いやがります。


おかげで、私は足の速いやつはデリカシーのないバカの可能性が高いと間違った先入観を持ってしまった。世界陸上やオリンピックに出ているような本当に足の速い皆さんごめんなさい。


でも、これは一番足の速いやんちゃなバカ男もさることながら、
先生の配慮もずいぶん雑だなーと思うのです。


あ、一番悪いのは足がぶっちぎりで遅い私なんですけどもね。
私は今でも彼の名前は忘れません。
私は今でも彼を許しはしません。


だからって、何か物騒な事件とかは起こす予定ないですけどね。
きっちり恨んでます。