運痴よ死ぬな!

運動音痴は何かとつらいこと多い。つらい時期を振り返って、今どう生きているかを書いてみる。

ボーリングむずい。

大人になるまでボーリングに行ったことがなかった。


18歳の夏、初めてやったアルバイト先のみんなで
ある日急にボーリングに行こうってことになった。
アルバイト先はカレー屋さん。
インドから来てナンをやいてくれるおじさん、
同じくインドから来てお店でインドの歌を歌って雰囲気を出してくれるおじさん、
それから中国人の留学生
日本人のアルバイト3人と
カレー屋の経営陣である50代おじさんと同じく40代のおじさん。


イヤな予感はした。
私はとにかくやったことあるスポーツが少ないうえに
走る跳ぶ投げるどれもヘタクソで
パワーもスピードもバネも壊滅的にない。
おまけに呑み込みが悪い。
呑み込み以前の何かがどうかしているんだな、きっと。


やる前からできるイメージを持つことすら無理。
圧倒的なできない歴史に裏打ちされた自分への不信感w
そしてそれを裏切らないどころか想像以上のできなさが


まわりの人たちを驚かせ、気を使わせて、怒らせる。
懐が深くて一周回って笑ってくれる人もいるけど、
大人なら二度と誘わないのが正解だと分かるはずだ。


スポーツにもいいところはたくさんある。
インド人と中国人と日本人が、全員カタコトの英語しかしゃべれなくても
ボーリングのやり方はみんな分かって、どうにか一緒に楽しめるはずなのだから。


本来は。。。
私さえいなければ。。。
いや、私以外は楽しかったはずだ。。。
たくさんのトラウマを抱えちゃってるせいで、
私が必要以上に恥ずかしいと思ったり、みじめで、情けない感情を感じてしまうだけなのだから。。。


ええ、一生懸命にやりはしましたが、
ゆーーーーーっくりと転がるボーリングの球が
ピンに到達する手前でほぼ真横に転がって溝に落ちるという謎の軌道を描き続け、


まさかの隣のレーンのお客様たちにお叱りを受ける始末。
「ちゃんと真面目にやれっ!」


怒鳴られちゃったー
真面目にやってるよ。
大真面目やわいよ。


急に知らないおじさんの集団に怒鳴られてその場が凍り付いたわ。
ふざけてないし。大真面目で投げ取るわい。


未だにボーリングは上達してない。
パワーがないからって重たいボールを使ってみたり
とりあえず勢いよく投げてみようとお子様用の軽いボールを使ってみたり。


いろんな人が教えようとしてくれます。
またお馴染みの足を肩幅ぐらいに開いたらいいとか
脇は閉めた方が良いとか、
いち、にー、さん、とこのように投げます。みたいなことをw


私の住んでいるこの田舎では、まだボーリング大会のあるのどかな職場も多いので
何度か転職してますが、ときどきボーリングに苦しめられています。


こんだけ下手だと仕事上でもちょこっとなめられてしまいます。
でもまあ、お金払ってでも練習して上手になろうとか考えてないから
それもまた私なのか。


じめじめしないでやれるように心がけてボーリング大会を乗り切っています。
本当にピンを倒したかったら、歩いてって手で倒すべし。。。